妄想指導法

この２か月ほど、キャディさんにばっかり服を作って着せてたけれど、
今回は携帯スピーカーのスピカさんにサマーセーターを編みました。
ていうか単なる入れ物ですが、めずらしく実用的・・。


　　（画像クリックでパカッ。にゅ。）


スピカさんはアンプ付スピーカーでステレオミニプラグがついてますので、
スピーカーの無い再生専用機などにぶすっと着ければ音が出るらしいです。
でもまだよくわかりません。

スピカさんは、おでかけキャディさんの伴奏にくっついてがんばってくれる予定です。

「ちっちゃいのよ」

夏休み中だったもうひとつのおけいこ事も、そろそろ再開されます。
先生は指導の際、

「この曲のこの部分は、

両開きの窓をぱあっと開けて、
外の爽やかな風がいっきにこちらに流れ込んでくる感じで！」

とか、

「ここの冒頭は、

上の方にいろんな色でピカピカ点滅してる石がちらばってて、
それを両手で交互にすばやく叩いて消していく感じで！」

とか、

「まわりには誰もいない、風吹きすさぶ砂漠にひとり佇んでいて、前に行くのも後ろに行くのも度胸がいる、
でもそこから意を決してわたしは前に一歩踏み出す、
そういう感じで！」


・・とおっしゃってくださって、
「ああ、なるほど（膝をポン！）。　わかりやすいなー」と思ってました。


普段は個人レッスンなので、他の生徒さんと話す機会がないのですが、
発表会のあとの打ち上げの際、いいですよねー先生のレッスン、なんて話になったとき、
その生徒さん（○○さん：社会人男性）が、

「そうですよね、音を強く出す時に私はつい叩きつけるようにしてしまうがその割には大きい音が出ずに悩んでいましたが先生に伺ったら打鍵と言うのはハンマーが・・◎φ%$3・・スピードが比例して・・@:*f04[6・・（注：文字化けではありません。難しすぎてわからんかった）・・で、なるほどと思ったんです。わかりやすいですよねー」


ぜんっぜんわからん！！！


先生が生徒によって指導方法をまるで変えていたことが判明した瞬間でした。

（先生「だって○○さんに『砂漠が～』っていってもわからないでしょう？」
　○○さん「さっぱりわかりませんね」）


ある生徒には、楽器のメカニズムから入る指導。
わたしには「妄想指導」・・


先生には妄想話一切していなかったにもかかわらず、あまりに的確すぎる指導方法！
なんでバレるんだろう。
ちゃんとしてるつもりなのに・・。