マト捕獲作戦

ほぼ週に一度、庭仕事をしてくれるキャディさん。
最近はなめくじも出ず、張り合いがないと嘆いています。

「でもね、庭はワンダーランドよ。まだ見ぬ生物がきっといるに違いないわ。
　さあゲルググさん、罠をかけに行きましょう」

　「おししですってば・・」　


罠をかけてから一昼夜。
なにかかかったようです。


　「あっ、なにか入ってるわよ！」


よく見ると、罠の中に人影が。というかマト影らしきものが・・。
さっそく取り出してみました。


　「まあ！あなたお名前は？一寸法師さん？」


　「失礼な！この富士山が目に入らないの？！」


「えっ？！いまなんておっしゃったの？お声が小さくてよく・・」

「小さい小さい言うな！この富士山が目に入らな・・」

「あらそう、ふじさんっておっしゃるのね。わたしはキャディ。よろしくね。
　まあ、プリンを持っていらしたの？大好物よ。さっそくいただきましょう」

「プリンじゃない！！富士山よ！！」

「ええ、ふじさん、よろしくね。こちらはオシムさんよ」

「いいえ・・おししです・・ふじさんよろしくお願いします・・」

「じゃあふじさん、さっそく仕度をするから、ちょっと待っててね」


キャディさんはおししを下ろすと、すばやく服を着替えました。
そしてふじさんを左手の平に持って、構えたのです。


　「さあ、いっしょに歌いましょう！ていうか歌ってちょうだい」



・・キャディさん、それがやりたかったのね・・。

ボイトレ行ってきました

先日、１か月ぶりにキャディさんのボイストレーニング教室（２回目）に行ってきました。
先生に「次から新曲で」とおっしゃっていただき、キャディさん舞い上がってます。

「ねえ、新曲何にしようかしら」

そうですねえ、こちらではいろいろ歌ってますけど、
どれもお教室に持っていくっていう雰囲気の曲ではないですよね・・。

「じゃあやっぱりまっさらの新曲がいいのかしら。
　ちょっと歌ってみるから、よさそうなのを教えてくれない？」


　「これなんかどうかしら。後半盛り上がるわよ～」


そうです・・ねえ・・、ちょっとお教室向きではないかなと思うんですが・・。


　「じゃあこれ！おししがポンチョよ！もしくはアメデオよ！」


キャディさん、ほんっと舞い上がってますね・・。
もうちょっとゆっくりめの落ち着いた曲はどうでしょう。


「わかったわ。じゃあ久しぶりにスプートニクバージョンで行ってみるわね！
　えーと・・　　汽車は～闇を抜～けて～・・　」


　「おししです・・この歌なんてどうでしょう・・」



・・・・。

結局、新曲はこちらで決めさせていただくことにしました。

グルコのひみつどうぐ３

みんな材料探しに苦労してるとおもうけど、
わざわざ森に行かなくてもだいじょうぶよ。
まずは身近なお庭で探してみてね。


　「定番ははずせないわね」　


ああ、いわゆるとかげのしっぽね・・ってグルコちゃん！

それ丸ごとじゃないの！！

グルコのひみつどうぐ２

じゃあ簡単にできるまほう液の作り方を教えるね。
最初にお釜に好きなまほう液の原液を入れてね。


　「量は適当にね」


それからお釜に火を入れます。


　「・・ついたわね」


呪文をかけながら火を強くします。


　「ぐるぐるぐるぐるぐるぐる～・・」


・・さあ、できた。


　「万能薬よ」


「夏ばてにいかが？」・・ってグルコちゃんが作ってくれました。
色とか・・量とか・・匂いとか・・なんだか・・・・
　　
　　　　　　　　効きそう？！

グルコのひみつどうぐ

こんばんは。グルコです◎

グルコはちょっと前まで「ギロックまほう学校」の生徒だったの。
そこで習ったまほうを、いまでも復習がてら使うことがあるんだ。
まえにとかげちゃんを助けだした呪文、あれもまほう学校で習ったのよ。

きょうはグルコのひみつどうぐを紹介するね。


　　ジャーン！


ほんとのお花や薬草や樹木の皮なんかから抽出したものが
それぞれの瓶に入ってるんだよ。

グルコが生徒だったときには、
森で材料を摘んで大釜で長い時間煮て呪文をかけて作ったんだけど、
最近ではお店やさんで売ってるのねー！
グルコびっくりしちゃった。

これを量って、まぜて、あたためて、呪文をかければ、まほう液が完成するよ。
みんなも試してみてねー◎
・・あ、みんなは呪文習ってないのね。ざんねーん◎◎




グルコちゃん・・
後列のも混ぜちゃってだいじょうぶなの・・？

市場状態

キャディさんがお散歩に行ったまま帰ってきません。
「帰ったら庭をするわね」って言ってたんだけど・・どうしたのかしら。

「ただいまー」

・・あ、帰ってきたようです。

　「ちょっと道草くっちゃったわ」


キャディさん、それ・・

「あ、途中でお会いしたのよ。えーと、ねぷたさん、じゃなくて、なまはげさん、じゃなくて・・」


　おししです・・よろしくお願いします・・（ぺこり）


キャディさん、出かけるたびに出会いがあって、刺激的な毎日ですね。
それはそうと、庭なんですが・・。

「わかってるわ。でも最近なめくじいなくって張り合いが出ないのよね」

キャディさんはそう言いながらも庭の草むしりと芝刈りを済ませてくれました。


　「五分刈りってとこね」


キャディさん、いつもありがとう！とってもさっぱりしました。
一週間も放っておくと、もう伸び放題で困ってたんです。
でも、この時季にしては芝生の状態あまりよくありませんよね・・。

「そうなのよ。芝にも洋芝、和芝といろいろあるのよ。
　一年中緑のもあれば、冬には枯れるのもあるわ。
　それでこれ。さっき散歩の途中でもらってきたのよ」


　「ほおずきよ。これで庭を埋め尽くしましょう」


な、何故ほおずき？！
しかも９鉢も・・？！


「あしたまた９鉢持ってくるわね。
　あさってまた９鉢持ってくるわね。
　まだまだいっぱいあるわよ」


キャディさん・・どこかで問題がすれ違ってませんか・・？
ていうか途中からほぼ実話です（大爆！）。だれかほおずきもらってくださいいぃ。

続・季節はずれのおともだち

　「被ってくれ」って・・いきなり言われても・・


・・まあいいわ。仕方ないわね。


　えーと、こんなかんじでいいかしら？


　ああ、ありがとうございます・・ずいぶん楽になりました・・


　　　　　・・あら？


　なにかしらこの感じ・・わたしどこかでこういうの見たことあるわ・・！



　　　　―― はっ！わかったわ！！




わるいごはいねがーー！！！




　・・でしょ？　 ちがいます。

季節はずれのおともだち

　いきなり梅雨が明けたわね。


夏真っ盛りって感じで、照りつける日差しが二の腕に痛いほどよ。
でも、真夏ってなんだかさびしい気がするわ。
だってもう昼より夜のほうが長いのよ！

西日が落ちたからお散歩に行くの。
帰ったら庭の水遣りをしなくちゃね。


　・・あら？なにかしら。


　う、う～～ん・・



　もしもし、あなたどなた？どうなさったの？


　おししです・・暑いの苦手で・・もう一歩も動けません


　お願いです、被ってもらえませんか・・！！



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく（かな？）

ぐるぐるこわい

アドビ・イラストレーターの使い方がわかりません。
と言いながら５年くらい経ってしまいました。
どのくらいわからないかというと、このありさまです。

（なんか気持ち悪いのを描いてしまいましたので、気持ち悪いの大丈夫な方のみ見てください）

ありがとう淑江さん

・・というわけで、淑江さんに相談をしています。

淑江さん、お願い。
発表会っていっても、ホールじゃなくて、ライブハウスみたいなところらしいの。
前半と後半の間のお茶タイムのときに、余興みたいな感じでやってほしいって。


　「どうしてわたしが・・。銀色のあの人は・・？」


ごめんなさいね、その場の話で、淑江さんにお願いすることになっちゃったのよ。
だって淑江さんの『U.F.O.』すてきだったから。コメントもいただいたのよ。
だから、お願い。いっしょにステージに立って！


　「わたしの歌に・・コメントを・・？」


「・・わかりました。せいいっぱい、歌わせていただきます！」


ありがとう淑江さん！（and めいさん！）
みなさんに喜んでいただけるように、いっしょにがんばりましょうね！


　「そうと決まったら早くお衣装を仕立てないと。どの生地にしようかしら」


え？！淑江さんいつもふた帽子だけじゃないですか。
それにほんとに縫ってる時間無いよー！！